2010年05月24日 スポット溶接加工 基礎編 その6
ポット溶接シリーズ その6です。
加圧設定
約0.1秒~0.2秒(4~10サイクル)で発熱、一気に1500℃くらいまで上昇し上下チップ方向に動こうとする溶融部分を加圧し押さえ込みます。
押さえ込めない場合(加圧力不足)"ちり"が発生し飛散します。
本来ナゲットを形成する為の金属が飛び出してしまうとナゲット径、密度等にも影響が及ぼし、十分な結合力を得られなくなります。
ですがごく少量の"ちり"はよい溶融の目安にもなります。
過度な加圧はくぼみ径を大きくするだけであり適切なバランスが必要であります。